【自分らしい最期のために】終活のはじめ方ガイド

葬儀の後にやること

葬儀の後にやることの写真

葬儀を無事に終えることができたら、遺骨と位牌や遺影を後飾り祭壇に安置して、僧侶の読経と遺族や会葬者のお焼香を行います。その後は、初七日法要から精進落としが待っており、前者は故人が亡くなった日から7日後に行うことになります。ただし、喪家や会葬者の負担を軽減する為に、近年は葬儀と同時に済ませるケースが一般的です。僧侶や親族といったお世話になった人に感謝を伝えて、会食の場を設け、特に僧侶や世話役の人に上座に座ってもらいます。喪主や遺族は末席に座って、食事などを振る舞いお礼する役割に徹しましょう。葬儀が完了して一段落ついても、喪主と遺族にはまだまだやることが残っています。世話役や会計係にお任せしていた仕事を引き継いで、香典と弔電や名簿に名刺を受け取ります。出費の際に立替金が発生しているなら、この時に精算して支払いを済ませます。お世話になった身近な人に対しては、品物や礼金を贈って気持ちを伝えるのがポイントです。香典返しは49日以降が一般的なので、こちらは忌明けまで待って行うことにします。葬儀費用の請求が行われた場合は、見積もりの内容と合わせて確認して、納得できれば支払います。挨拶回りでは直接足を運ぶのが基本ですが、都合が合わない時は電話で済ませることも可能です。お寺の関係者や僧侶だけでなく、故人の勤務先と町内の方々にも挨拶をしましょう。葬儀が済んでも、故人の手続きはまだまだ残っているので、年金と健康保険や預貯金の管理など、お金に関することを中心に一つずつ取り組みます。手続きが終わったら今度は法事の準備で、49日までに本位牌に作り変えて、納めるお仏壇や墓地などの手配をします。